“Valuation of Intellectual Property-Focusing on technological IP-”というタイトルにて、アジア・太平洋各国からの研修生に対するセミナー講師をつとめ、知的財産(特に技術)評価の考え方、具体的な評価方法、評価の手順等について指導を行いました。午前中に、理論と実践に関するプレゼンテーションを行い、一通りの知識の修得を行い、午後の部では研修生全員にパソコンを提供し、具体的な事例に基づいて、評価の流れを体感していただきました。技術の価値、事業価値の評価においては、将来の事業予測が求められ、シナリオ法による予測のみならず、乱数発生によるシミュレーション法についてまで、具体的にパソコン上で実体感できる実践研修を実施しました。特に、アジア各国の研修生からは、自国で実施するワークショップで再度、セミナー実施の際に講師依頼したいとの申し出を多くいただきました。
一般社団法人経済産業調査会の発行する月刊誌「LIETE LETTER」に、これまで3年にわたり、青山学院大学特別招聘教授・石田正泰先生とリレー執筆を続けて参りました。このたび、その原稿をベースにし、またその拡張をはかった内容にて、石田教授との共著により、「企業経営に資する知的財産-技術力、知財力、人間力で創造する-」を経済産業調査会より出版致しました。