mission

IP経済研究所のミッション

当研究所は、知的財産(Intellectual Property)の経済的・経営的意義を確認し、
さらにはその社会全体に対する「価値」を向上させることに資することを使命としています。
知的財産は、ともすれば競争原理を支える資源として注目されがちではありますが、
むしろ知的財産とは人類と地球、さらには宇宙と人間をつなぐ神秘的な、公的資源と言ってもよいかも知れません。
そうした資源について、経済や経営といった、限定的ながらも知的財産制度の趣旨にもっとも近い切り口から紐解き、
社会にとって価値ある適用の方向性を探索していきます。

activity & service

活動・提供サービス

調査・分析・レポート

企業における知的財産の資産価値、知的財産のマクロ経済的価値・社会的価値(アウトカム・バリュー)、技術の業界での位置づけ等に関して、実態調査、データ等に基づいた実証的分析を行い、その結果や分析者の解説を論文やレポートとして発表します。

レクチャー・教育

知的財産の価値評価、知的財産にかかる経済分析、知的財産マネジメント論などに関して実務家、企業幹部などに対する講演、レクチャーを行い、人材育成をサポートします。

アジア諸国支援

アジア各国における知的財産の経済的活用に向けたサポート、そのための人材育成、情報提供、調査・分析支援を行い、アジア各国との友好につなげていきます。


topics

トピックス

発明推進協会 アジア太平洋工業所有権センターにおける「知的財産評価研修」の講師を勤める 2023年9月1日

 例年の通り、今年も、発明推進協会APIC(Asia Pacific Industrial Property Center)の主催により、同センターにおいて、ブラジル(2名)、ブルネイ(1名)、カンボジア(2名)、インドネシア(1名)、マレーシア(3名)、メキシコ(2名)、フィリピン(2名)、タイ(3名)、ベトナム(1名)からの参加者に対して、オンラインによる研修講師を勤めました。

 知的財産の評価は、日本では比較的よく知られた世界であるが、こうした諸外国では未知の世界であると言われています。

 皆さん、日頃、馴染みの少ない用語(DCF、キャッシュフロー、Discount Rate、Business Valueなど)に四苦八苦しつつも、一所懸命に聴講いただきました。

 自身、久しぶりの英語でしたが、なんとか意思疎通ができました。

 研修内容を覚え込むのではなく、イメージを把握していただくことに重点を置いた研修にしました。

 笑顔に囲まれながら、国際交流としてもよい経験をさせていただきました。

ダウンロード
2023年9月1日 発明推進協会 アジア太平洋工業所有権センター 特許専門実務者コース研修テキスト
APIC_2023.9.1 Presentation_IP Valuation.
PDFファイル 538.5 KB

2023年7月7日 武蔵野大学の講義にてゲストスピーカーを担当

 武蔵野大学で、「IT関係法」の講義を夜間に担当されている赤松耕治先生のご厚意により、同授業の学生の皆さん約20名に講義をさせていただく機会に恵まれました。赤松先生は、農林水産省の事務官ですが、同省の良心と言っていい方です。

 テーマは、「これからのIT社会における知的財産の経済的意義」というものにしましたが、実際は、より広い内容のお話しとさせていただきました。

 「知的財産とは?」 「イノベーションとは」 「真の情報とは」 「AIとどう向き合うか」といった、バラバラの内容でのお話しさせていただきました。

 久しぶりに若い方たちと接する機会に恵まれ、エネルギーのあふれる教室で、1時間40分間、目一杯楽しい時間を過ごさせていただきました。

 

 学生諸君からは、

   時代の中で何か確たるものを掴みたい!

   そのヒントは? 何か?

   自分と社会との接点はどこにあるか? 

   自分は、どう生きていけばいいのか?

 といったような目線で、講義の内容を聞いて下さったように感じていました。

      以下に、当日の講義のプレゼン内容を添付します。

ダウンロード
2023.7.7_武蔵野大学講義テキスト(配布用).pdf
PDFファイル 2.8 MB

2023年6月13日、19日 日本弁理士会研修講師を勤める

 例年実施している、日本弁理士会主催による、弁理士会員向けの研修「知的財産の価値評価 理論編・実践編」を2日にわたり実施しました。オンライン方式で、全国各地の弁理士の先生にご参加いただき、技術的資産を中心とした知的財産評価の手法と、具体的な事例研究を実施しました。定員35名に対して、120名ほどの応募をいただき、ご参加いただけなかった弁理士先生もたくさんおられました。引き続き、ご希望の先生に受講いただけるよう、研修を継続してまいりたいと思います。

 

 左の写真は、PCに向かって解説をさせていただいている私です。